オリーブオイルについて – おいしくお召し上がりいただくために

オリーブオイルは、光と熱が大敵です。
扉のある棚の中にしまい、使うたびに出すようにしましょう。
遮光瓶に入っている物を選ぶべきですが、容量が少ないものはデザインの観点等から透明瓶のものもあります。
オリーブオイルに含まれているクロロフィルは生きていますので、できればボトルをアルミホイルで巻いておくとより良いです。

温度は10℃〜20℃ぐらいに保たれればいいので、冷蔵庫に入れる必要はありません。
冷蔵庫に入れると豊富なオレイン酸のために白濁し固まります。
冷蔵庫から出せばまた元に戻りますが、その状態変化の繰り返しはオイルが疲れてしまいますので、常温の範囲の冷暗所に保管するようにしましょう。

賞味期限はボトリングしてから基本的には１年半です。

ただし、一度開封したら酸化が進み腐らないまでも風味はどんどん飛んでいってしまいますので、
２週間以内がベスト、遅くても１ヶ月以内に使い切るようにしましょう。
良いオイルほど、もったいないからといって使わないことがいちばんもったいないのです。

澱（おり）について

早摘み・完熟ともにフィルターに通しているタイプのオイルではありますが、それでも「おり」は生じます。
微細繊維成分にオリーブ果実の葉緑素成分や天然ミネラル成分が付着してできるものです。
無害ですのでご安心ください。

オリーブオイルは、サラダ油などの「工業品」ではなく、「農作物」です。