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オリーブの木について

オリーブの木について
オーガニックオリーブオイルは、料理のレシピや美容など幅広い用途でご活用いただけるため、通販ギフトとしても人気の食材です。こちらでは、植物としてのオリーブや豆知識についてご紹介します。

植物としての特徴

植物として見たオリーブは、西アジアや北アメリカなど地中海沿岸部を原産地とするモクセイ科の常緑高木樹です。樹齢も極めて長く、原産地の地中海沿岸では1000年を超える古木も少なくありません。
春先に新芽を伸ばし、初夏にクリーム色の小花を咲かせ、果実は秋から初冬にかけて黄緑色~濃紫色に色づきます。耐暑性にも優れていることからフランス南部などオリーブオイルが身近な地中海一帯では、自宅の庭にオリーブの木があって、自家製オーガニックオリーブオイルを作る家庭も多いのです。
オリーブは単一品種では結実しにくい「自家不結実性」という性質が強く、実を付けたい場合は2品種以上を植えるのがおすすめです。そうして生った実は、塩水漬け、塩漬けなどのテーブルオリーブや、オイルとして利用できます。

身近な存在のオリーブオイル

オリーブオイルを地中海全域に広めたのは紀元前3世紀頃に栄えたローマ帝国です。
ローマ帝国は地中海沿岸の国々を支配下に治めていく過程で、オリーブの木を各地に植えさせました。
ローマ帝国では料理や飲むものとしてだけでなく、美容品や医薬品、冠婚葬祭、スポーツ、宗教上のセレモニーでオリーブオイルが必須だったため、たくさんのオリーブの木を必要としたのです。
その後、地中海沿岸の都市や国でオリーブオイルは生活に欠かせないものとなり、様々な用途で活用されてきました。また、交易品としても重宝されていたため、当時の地中海一帯に住む有力者も上質なオーガニックオリーブオイルの魅力を楽しんでいたようです。

オリーブにまつわる言い伝え

地中海文化にとって重要な役割を持つオリーブオイルは、神話にも登場するほど身近な存在でした。
例えば、旧約聖書の「ノアの箱舟」にも登場しています。神が起こした大洪水の後外の様子を見に行った鳩がオリーブの枝を加えて戻ったことでノアは地上に平和が戻ったことを知ったという話が残っています。
また、オリンピックのメダリストにはオリーブの冠が欠かせません。これは、オリンピックと関わりの深いギリシャ神話の女神アテネがオリーブを作ったと伝えられていることが由来となっています。